タクシーに乗車する機会が多い人は感じているかもしれませんが、タクシードライバーは中高年の方々が多数活躍しています。過去に別の職業に就いていても、タクシーの運転手の歩合制の給料に魅力を感じて転職してきている人は意外に多いようです。そこで、ここでは、中高年の転職先として注目できるタクシードライバーについて触れてみたいと思います。
タクシードライバーは、タクシー会社に就職して働くスタイルと、個人事業主としてタクシードライバーになるに選択肢とがあります。タクシー会社に就職すれば、サラリーマンとして一定の基本給プラスの歩合給がを得ることができますが、個人タクシーのドライバーの場合は、完全歩合制です。しかも、最低10年のドライバー経験が必要になってくるそうで、しかもその間に事故や違反をすると開業は難しくなるといいます。しかし、タクシー会社である程度経験を積んでおけば、独立への近道になりますし、定年を意識することなく活躍できます。しかも、頑張った分だけダイレクトに給与に反映されるので、モチベーションを維持しやすいメリットはあるでしょう。
ただし、どの業界にも言えることですが、ある程度の年齢から再スタートを切るときには覚悟が必要です。雇われドライバーの場合も、個人タクシーのドライバーを目指す場合も、転職組はイチからタクシー業界のルールを身につけ、安心、安全な運転をしなければなりません。また、お客さんとのコミュニケーションもリピーターを獲得する要素になるため、ただ運転が得意なだけでは務まらないのが事実なのです。